近くに
僕の住む近所には大社があった。
つまり、神社だ。
僕は今年のはじめにこの地域に引っ越してきた新参者だ。
でも、新参者なりに地元民にはできない方法で楽しむことができるとおもう。
小学生が通いなれた道でも、僕にとっては得体のしれない道だ。
何があるかわからないからこそ道や風景を注意して見るし、
わからないからこそ惹かれるものがある。
これは、新参者の強みだ。
でも、人は慣れてしまう。
これが辛い!
目の前にあった
『感動したはずのモノ』
に何も感じなくなってしまう。
そして、新たな刺激を求める。
僕は地元のことについて詳しくは知らない。
小さい頃に遊んだ場所とか、家族でいった場所とかの記憶はあるが、
地元の詳しい歴史とか、入り組んだ道とかはわからなくなってしまうこともある。
地元の風景に慣れたということだろう。
でも、一旦『慣れ』から切り離す作業は
自分が当たり前だと思っていた『モノ』の特別さを教えてくれる。
口で「ありがたい」ということは簡単だ。
でも、真の意味で『ありがたさ』を実感するには、
一度切り離すことが必要だと思う。
すると、ありがたみ以外にも何かが見えてくるかもしれない。
今日はそんなことを思う一日でした。